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2011.03.08 (Tue)

Perfect Day (4)

映像のショートストーリーについて、監督が野暮な解説をしたくありませんが、
以下のコメントはもうナタリーなどで流れてますので、転載します。
元々、ライナーノーツ用に書かれたもので、
150字以内という制限があったので、149字で書かれています。

「PVは、主人公と、途中で違う人生を選んだもう一人の自分との、少しマジカルなある冬の一日の邂逅。サイドストーリーとして、楽曲にインスパイアされながらつくりました。
歳月がゆき白線の距離は離れても、昔も今もいつも、それぞれが自分の白線の上を歩き、お互いを感じている。そんな人生と夢についてのフィルムです。」


ストーリーに関しては、曲を聴いた時から漠然とイメージは浮かんでいたのですが、
具体的には、去年10月に鎌倉を一日歩きながら考え、帰りの電車の中で修正用紙の裏にまとめました。
鎌倉は、青い文学『走れメロス』などでも、おなじみのロケーションですね。

そこから、4小説ないし2小説ごとのメロディを区切りに、フラッシュアイディアのラフイメージボードを起こし、
楽曲を繰り返し聴き込みながら、コンテ上でイメージをつないでいきました。

そうしたコンテ作業に、約ひと月ちょっと。
レイアウト、原画も、それぞれ約ひと月の作業でした。

予算の関係で、カット数、動画枚数ともに制約がありましたので、
素材の兼用をいかに演出的な必然性の元に見せるかが、重要なファクターでした。
同じ絵を二度見せることが、新たな意味を重層的に産むように。
そして限られた動画枚数を、最大限有効に使うように。

当然ながらストーリーもその制約を受けるわけですが、
制約こそが、つくり手のモチベーションを高める要素であるべきだというのが僕の考えです。

音楽はそもそも、AメロBメロなどとブロック毎にメロディを区切ってみた場合に、必ず繰り返して使うものなので、
映像の上でも、そうしたマクロなリズム感は、比較的意識しやすかったと言えます。

結局、動画枚数にして1600枚弱ほどの分量でつくられています。

こう描くと、いかにも少ないような感じですが…、
僕の芝居は、動画枚数にしめる原画枚数の割合が高いので、
なびき等のカットをのぞいて、中わりよりも原画枚数のほうが確実に多くなります。
よく動いているカットの多くは、ほとんど全原画のような状態に…。

一人原画の細居さんは本当に大変だったと思います。
いつもながら、本当に頭が下がります。
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