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2011.09.18 (Sun)

アニメの文法の話(2)

今さらになりましたが、ようやく続けます――。

マンガ原作を、映像化する話。
なかなか更新しなくてすみません。

ふと思い立って書いた内容だったのですが、
この話題の続きがリクエストが多くて、僕としては意外でした。
需要があるならば、書きたいと思います。


昔の仕事なので、記憶が不確かな面もありますが…、
(あとで気付いたら訂正記事つけますね)

僕の仕事だと、
DEATH NOTE 17話「執行」(2007年OA)を例にとると、
原作の絵面をそのまま生かしたカットは、0カットです。

MONSTER 71話「超人シュタイナーの怒り」(2005年OA)だと、
グリマーさんが怒りを爆発させる一連のカットが、原作の絵面になります。
一連と言いましたが、マンガでは1コマの同ポジを、
PANを繰り返しながら、ぐいぐい寄ってくだけなので、
実質1カットと言えます。

この話数は、ほぼ原作のアングルを含めると、
もう2カットあったかもしれませんが…、
(グリマーさんが死ぬラストカットと、ルンゲ警部の「すまなかった」も、カメラの高さを少し変えて使ったかもしれません)
はっきりと自分の記憶にあるのは、ここだけですね。

手前味噌ですが――、
この両話数とも、原作を既読で見た方の多くに、
「まさに原作の通りだ!」という感想を、持って頂けたのではないかと思っています。
実際、MONSTER の当該話数は、
原作者の浦沢先生自身に、打上げのご挨拶で、「アニメでもっとも印象に残った話数」と紹介して頂いたほどでした。

僕の演出意図も、既読者に、まさにそう感じてもらうことにありました。
なのに、原作のコマの再現度が1%にも満たないというのは、多くの方にとって意外だと思います。

僕の演出では、
マンガを読んだ読者が感じたように、あるいは、感じたよう…をさらに映像的に掘り下げていく為には、
原作に忠実であるよりも、誠実であることが重要になります。

つまり…、
わざわざ原作の絵を避けていったのではまったくなくて、
演出的に原作を追及していった結果、そうなったのです。

そしてそれは、原作がすぐれているからこそ、そうなったのです。


もう一度、稿を改めます。
今度はすぐにこのまま書きますよ(笑)
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